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絶滅したニホンオオカミ(3)

2006年02月26日(Sun) 16:04:01

ニホンオオカミの絶滅の原因や自然界における役割の解説です。
クリックして写真を読むのは面倒でしょうから、書き写しときます。
IMGP0119_2_1.jpg IMGP0125_1_1.jpg IMGP0118_1_1.jpg

写真<左>ニホンオオカミ絶滅への道
アメリカ動物学者がイギリスの学術動物収集団の一員として来日し、奈良でニホンオオカミの死骸を買い取ったのが1905年。この標本は大英博物館に保管されており、地球最後のニホンオオカミとされる。絶滅の要因はいったいなんでしょう。

(1)狂犬病の流行
1732年ごろニホンオオカミの間に狂犬病が流行したとされる説。個体数の減少は招いただろうが、絶滅の170年前の出来事であり、主要因とは考えにくい。が、人々にオオカミが忌まわしい動物であり、駆除への考えに転換させる一因となったようだ。
(2)ジステンパーの流行
開国以来、外国からの飼い犬を介して流行したとされる説。狂犬病についで致死率の高い犬ジステンパーは、免疫がなく群れで行動するオオカミに蔓延するには時間がかからなかった。

(3)明治政府による撲滅作戦
欧米諸国の技術を積極的に取り入れてきた政府は、日本人の価値観・自然観をヨーロッパ流に変換させようとした。西洋では嫌われもののオオカミが撲滅作戦の対象になった。

(4)林野庁による生態系バランスの崩壊
帝国憲法発布までに財産を築こうとした明治政府は、治山治水を優先すべき林野行政を利潤追求に走らせ、杉や檜など生産性の高い植林をした。山が単相林となり動植物の多様性が崩れ、食物連鎖の頂点に立つオオカミが絶えたとされる。

写真<中>(書き写しはありません)
1600年以降これまでに絶滅した生物の種類が記されています。

写真<右>オオカミの名誉挽回
オオカミを害獣として悪の権化としか見なかった時代から一転して、生態系の中でオオカミを含む生物がどのような役割を担っているかという個体群生態学の研究が進められている。

事例(1)
アメリカのロイヤル島でオオカミ導入を試み、エルクが減少し、その後オオカミが減少するとエルクが増加するという典型的な「捕食者と被食者」の関係が認められ、オオカミは生態系のバランスを保つ重要な役割を担う。オオカミに殺されたエルクは老齢個体や幼齢個体に偏りエルクの個体群を健全な形に保つのに役立っていることがわかった。

事例(2)
イエローストーン国立公園では1920年代にオオカミがいなくなったが、1995年と96年にカナダからハイイロオオカミを31頭導入。最上位の捕食者が戻ったことで公園内のエルクが二万頭から一万頭以下へと半減し、ヤナギなどの植物が再生されてきた。植物が豊かになるとビーバーが戻り、ビーバーの作るダムでまた新たな植物が増えた。オオカミはコヨーテやハイイログマ、キツネなどの動物たちの生活に変化をもたらしている。

日本でもシカやクマ、キツネやタヌキといった大型・中型の哺乳類がいるが、クマやキツネではシカやカモシカの有効な捕食者とはなりえず、植林した若い樹木を荒らされる被害が広がっている。
このことは、食物連鎖の頂点に立つオオカミを失った日本の生態系はバランスを失いがちだということを示唆している。

ニホンオオカミ絶滅をただ単に情緒的に論じるだけではなく、生態系のバランスを保つことの重要さという視点で考えていかなければなりません。
Sample1_6.gif
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