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★★屋根を開けると流れ星が時々落ちてきます.by lilimarleen = リリーマルレーン = リリー = リリーコペン

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午後3時からの記者会見(松浦さんのHPより)

2005年11月30日(Wed) 08:01:04

「はやぶさリンク」:午後3時からの記者会見
午後3時から記者会見開始

 リリースが二通。一つが第二回着陸のまとめ。もう一通が現状の分析。

 川口 土曜日に着陸の結果と今後の計画について説明したが、もう一度、説明する。もう一通が気になるでしょうが、こちらから説明します。

 第2回降下の詳細です。「はやぶさ」の第2回着陸飛行の結果と今後の計画について

続き

「はやぶさリンク」:午後3時からの記者会見
午後3時から記者会見開始

 リリースが二通。一つが第二回着陸のまとめ。もう一通が現状の分析。

 川口 土曜日に着陸の結果と今後の計画について説明したが、もう一度、説明する。もう一通が気になるでしょうが、こちらから説明します。

 第2回降下の詳細です。「はやぶさ」の第2回着陸飛行の結果と今後の計画について

 2通目のリリース。現在はやぶさが陥っている状況について。

川口 探査機現状について。(ここでリリースを読む。「はやぶさ」の第2回着陸飛行後の探査機の状況について)。

 はやぶさのスラスターの配管は。分離可能なA系統B系統2系統の冗長系となっている。どちらか一方だけでも三軸制御が可能。11月26日の第二回着陸時の上昇において、B系統に切り替えて日本時間9時過ぎに逆噴射を行った際に、B系統スラスターからリークが発生した。このためA系B系両方の、弁を閉鎖し、はやぶさはセーフモードに投入された。
 リークが起きたのは探査機上面(ハイゲインアンテナがある面)のB系スラスターと推定。

 26日夜DSN、27日臼田の運用で、セーフモードからの復帰を目指したが、残るA系統スラスターが十分な推力を発生しなかった。このため姿勢制御を回復することができなかった。
 A系統で、弁トラブルによる閉塞か、配管内凍結が起きている模様。
 11月27日、運用終了時に再度セーフモードに投入して運用終了。しかし28日臼田局運用では、探査機とのコンタクトが取れず。
 本日午前10時過ぎ、ビーコン回線が回復。復旧運用を開始。現在テレメトリ回線の回復と再度のセーフモード投入を目指している。

 現状からすると、復帰のためには相当の時間がかかる模様。


 以下質疑応答です。

時事通信 スラスター12基のA系統B系統とは。

川口 A系統6基、B系統6基ということ。

時事通信 接地着陸とスラスタートラブルの関係は。

川口 ないと思うが、これは推測の域を出ていない。

時事通信 A系のトラブルの詳細は。

川口 我々もミステリーだと思っている。推進剤は残っており、きちんと圧力もかかっている。遮断弁も開いているという信号が帰ってきている。機械的な動きをセンサーで得ているので信号が誤って居るとも考えにくい。
 現状、A系推力の配管には断熱材が巻いてあり、探査機内部を走っている。そのまま一方、配管の温度が一部で非常に低温、マイナス30℃にも下がっていることが判明している。配管の熱的収支が変わってしまっているようだ。しかし、その部位が凍結しても、他のスラスターで姿勢制御ができるはずなのだが、その他のスラスターもまた推力が出ない。
 27日に送ったスピンをかけて姿勢を安定させるという命令が通っていた。しかしスピン状態ではスピン軸が地球をきちんと向いていないと、ハイゲインアンテナによる高速通信ができない。本日は1パケットの取得を目指して運用したが、結局取得できなかった。

朝日新聞 B系上面スラスターはいくつか。

川口 上面4つは、A系2つ、B系2つ。このうちB系の一つがトラブルを出している模様。現状ではAとBの両方が使えないという2つのトラブルが起きているように見える。こういう事例は宇宙開発でよく発生するが、往々にして単一の原因で2つの事象が発生していることが多い。
 もっとも、実際はどうなのかは先入観を持たずに故障原因を解明したい。

朝日新聞 地球への帰還への影響はどのようなものか。

川口 まず姿勢制御の回復に全力をあげる。

毎日 B系統トラブルは復旧が可能なものなのか。28日の通信不能というのはどういう状態だったのか。

川口 B系統が、リークを起こしたことは間違いない模様。B系統の遮断弁を閉じるとリークが止まった。
 例えばリーク部位のヒーターを止めて凍結するに任せてリークを防ぐというようなことも考える必要もあるかも知れない。しかし、現状判断に必要な情報が不足している。

 おそらく28日の段階では、アンテナがミディアムゲインアンテナになっていた。姿勢が大きく傾くと通信ができない。この場合、まず探査機の受信機を地上からの電波にロックさせる。地上局からの電波を周波数領域でスイープさせ、探査機の受信機をロックする。その後、地上からコマンドトーンというサブキャリアを送信すると、探査機上のコマンドを受け付けるようになる。これで、探査機のアンテナをローゲインアンテナに切り替えて、通信を確立する。

 探査機の姿勢が不安定な場合、この手順はなかなか通らない。何度か繰り返す必要がある。28日は、10回行ったが、通らなかった。今日はうまい具合に通すことができて、ローゲインアンテナでの通信が可能になった。

 これは第一回着陸の後で、起きた通信断絶の時


毎日新聞 復旧作業のタイムリミットは、帰還時期が近づいている。

川口 リミットはあるがまずは探査機を復旧させなくてはならない。努力はするが、はっきりといつまでに復旧できるかは分からない。もしも12月初旬にイトカワを出発できないとなると、別の手段を考えなくてはならない。

NHK 配管が低温になっているのはどこか。

川口 探査機の上面側の内側だ。こちらは太陽の入射があるのでそんなに温度が下がらないはず。非常に不可解な状況である。

NHK セーフモードに近い状態とはどんな状態か。

川口 セーフモードに入れる時に探査機を回転させ、次にスラスターで首振り運動を止める。今回は首振り運動を止める。

NHK 姿勢制御なしで帰還できる可能性は。

川口 姿勢制御が回復しないと、イオンエンジンの噴射方向を決めることができず、帰還フェーズに入ることができない。いくつか選択肢はあるが、現状がまだ分からないのでなんとも説明のしようがない。

産経新聞 12月の帰還が不可能になった場合、帰還がありうるのか。

川口 4年待つと別の帰還タイミングが存在する。ただしそれだけ待つと故障可能性も上がるので、それがいいかどうかはまた考えなくてはならない。

NHK 今、はやぶさとイトカワの位置関係は。再度のセーフモード以降を指令するとはどういうことか。

川口 現時点では推測の域を出ていないがイトカワから数十kmのところにいるはず。26日時点では6kmのところにいた。行方不明と言うことは考えられない。地上局からきちんと捕捉できる。
 再度のセーフモード移行とは、通信回線を確保するということ。それにより、対策を打つ時間を稼ぐ。

エイヴィエーション・ウィーク NASAのDSNとの協力は考えているのか。もしDSNを使えない場合にはどうするのか。

川口 DSNによる支援は11月30日と12月1日に、34mアンテナの使用時間を確保している。現在NASAの70mアンテナを数日使いたいが、これはカッシーニ、ボイジャーなどの運用に使っており、NASAもそう簡単には解放できない。リクエストしてみようと思っている。現在使えるローゲインアンテナで、1パケットのデータを取得するためには大きな地上アンテナのほうが良い。
 探査機運用のために、ハイゲインアンテナは必須ではない。観測データを高速にダウンロードするために搭載している。運用には中利得アンテナがあれば十分。そのためにはとりあえず1パケットのデータがあれば中利得アンテナで地球との通信が確立できる。その受信に、70mアンテナを使いたい。

ネイチャー 今回のエンジンの問題は第1回着陸での30分の着陸と関係あるのか。

川口 なんとも言えない。今日の段階では断定できない。

時事通信 NASAから着陸成功のお祝いは来ているか。

川口 世界中からたくさん来ている。が、現状がこれなので、なかなか返事しにくいで困っている。

東京新聞 次の判断、今後の見通しはいつ頃得られそうか。

川口 大変難しい質問だが、ひとつはDSN70mをつかうこと。この話が通れば1パケット取得はできるだろうと考えている。もしもDSNでも駄目ならば、例えば「のぞみ」でも行った1ビット通信を使って探査機自身に自分の状況を知らせるという方法を使うかもしれない。今日の段階では、いつまでにどうなるというのは言いにくい。

東京新聞 では、NASAの70mアンテナのリクエストを出すのが最初のオプションか。

不明 スラスターのリークが起きているのは燃料か、酸化剤が、

川口 燃料だ。A系で凍結しているのは、両方である。

不明 ヒーターはどうなっているのか。解凍にヒーターは使えないのか。

川口 ヒーターで暖めると隣はもっと高温になってトラブルが起こるということもあり得る。やみくもにヒーターを付けるのは危険だ。とにかく現状を把握しなくてはならない。

不明 第1回の着陸の際に、スラスターのヒーターセンサーに問題が出ていたが、それは関係あるのか。

川口 その問題は2回目の着陸の前に解消した。

不明 12月上旬までに帰らないといけないのか、どこまで引き延ばせるのか。

川口 帰るだけであれば、比較的12月中旬までは引っ張れる。最後にオーストラリアに降下させる角度が変わってくるのでカプセルに加わる熱量が増加する。これをどこまで許容できるかである。残念ながら、カプセルへの熱流入量の許容範囲は大きくない。
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